交流会での自己紹介のポイント10選|異業種交流会で好印象につながる話し方とは?
私たちが実際に交流会を運営していて感じるのは、自己紹介は「何を話すか」だけでは決まらないということです。
この記事で紹介する10のポイント
- 自己紹介は「話す前」から始まっている
- 明るさと誠実さを感じる雰囲気を大切にする
- 自己紹介は簡潔にまとめる
- 聞き取れる声ではっきり話す
- 相手が理解できる言葉に置き換える
- 自分の専門分野を一つ明確にする
- 専門家としての知識を感じてもらう
- 実績を「自慢話」にしない
- 謙虚さを忘れない
- 自己紹介を「会話の入口」にする
1.自己紹介は「話す前」から始まっている
最初にお伝えしたいのが、これです。自己紹介は、名前を名乗った瞬間から始まるわけではありません。
会場に入ってきたときの表情、服装、髪型、姿勢、周囲への接し方。相手は無意識のうちに、そうした情報を受け取っています。 特に大切なのが清潔感です。 高級なスーツを着る必要はありませんし、ブランド品を身につける必要もありません。 シャツやジャケットが整っている、髪が乱れていない、靴が極端に汚れていないなど、「相手と会うための最低限の準備をしてきた」と感じられることの方が大切です。2.明るさと誠実さを感じる雰囲気を大切にする
次に大切なのが明るさと誠実さです。 ここでいう明るさとは、大声で盛り上げたり、無理にテンションを上げたりすることではありません。 相手の顔を見て挨拶する。自然に笑顔を見せる。「よろしくお願いします」と丁寧に伝える。 それだけでも印象はかなり違います。 異業種交流会では、お互いが初対面です。相手の会社も経歴も人柄もほとんどわからないところからスタートします。 だからこそ、最初に必要なのは「すごそうな人」と思われることより、「安心して話せそうな人」と感じてもらうことだと私たちは考えています。3.自己紹介は簡潔にまとめる
自己紹介でよくある失敗が、丁寧に説明しようとするあまり話が長くなることです。 会社の沿革、これまでの経歴、サービスの特徴、実績、今後やりたいこと……。 全部伝えようとすると、結局「何をしている人だったのか」が残らなくなります。まず伝えたいのは、この程度で十分です。
① 名前・会社名 ② 何をしている人なのか ③ 得意なこと ④ 今日どんな交流をしたいのか
4.聞き取れる声ではっきり話す
意外と重要なのが声です。 交流会の会場では、周囲でも多くの人が会話しています。そのため普段の会話より少しだけ大きめの声を意識した方が伝わります。 特に名前と会社名は、ゆっくり、はっきり伝えてください。 声が小さすぎると、相手は何度も聞き返さなければならなくなります。 逆に、聞き取りやすい声でしっかり話すだけで、自信や誠実さを感じてもらいやすくなります。 ただし、必要以上に声を張る必要はありません。大切なのは「大声」ではなく「相手に届く声」です。5.相手が理解できる言葉に置き換える
異業種交流会では、自分とはまったく違う業界の人と話します。 そこで注意したいのが専門用語です。 自分の業界では当たり前の言葉でも、相手にはまったく意味がわからないことがあります。 ただし、専門用語をすべて禁止する必要もありません。 少し考えれば意味がわかる言葉や、ビジネスの世界で一般化している言葉まで無理に言い換えると、かえって説明が不自然になる場合があります。6.自分の専門分野を一つ明確にする
わかりやすく話すことと、専門性を薄めることは別です。 むしろビジネス交流会では、「この人は何のプロなのか」がわかる自己紹介の方が、その後につながりやすいと感じます。 「いろいろなことをやっています」より、 「飲食店のWeb集客を支援しています」 「中小企業の採用支援を専門にしています」 「不動産投資の中でも一棟収益物件を扱っています」 など、専門領域が見える方が相手も話題を見つけやすくなります。 何でもできます、よりも、まず一つ「これなら私です」と言えるものを作る。 これは自己紹介では非常に大切です。7.専門家としての知識を感じてもらう
「私はプロです」と自分で言うだけでは、専門性はなかなか伝わりません。 本当に大切なのは、その後の会話です。 相手から質問されたときに、具体的に答えられる。最近の業界動向を知っている。メリットだけでなくデメリットも説明できる。 そうした会話の中から、自然に「この人は詳しいな」という印象が生まれます。 ですから自己紹介では、専門性を全部説明する必要はありません。 専門性の入口だけ見せて、詳しさはその後の会話で伝える。 この方が自然です。8.実績を「自慢話」にしない
もちろん実績を伝えることは悪いことではありません。 「この仕事を15年やっています」 「これまで300社を支援しました」 「この分野を専門にしています」 こうした情報は、相手があなたを理解するための有益な情報です。 問題なのは、その伝え方です。 実績を何個も並べたり、有名企業との取引や肩書ばかりを強調したりすると、本人にそのつもりがなくても「自慢されている」と受け取られることがあります。9.謙虚さを忘れない
Wonder+の交流会でも、経営者、会社員、フリーランス、士業、クリエイターなど、さまざまな立場の方が参加します。 会社の規模も年収も役職も違います。 でも交流会の場では、基本的に全員が一人の参加者です。 相手の会社が小さいから。自分より若いから。自分とは仕事につながらなそうだから。 そんな理由で態度を変える人は、意外と周囲から見られています。 反対に、本当に経験のある方ほど相手の話を丁寧に聞き、知らないことには「それは知りませんでした」と自然に言えることがあります。専門性と謙虚さは、両立します。
むしろ「知識はある。でも偉そうではない」という人の方が、もう一度会いたいと思われるのではないでしょうか。10.自己紹介を「会話の入口」にする
最後に、私たちが一番伝えたいことです。 自己紹介だけで仕事を決める必要はありません。 自己紹介の目的は、契約を取ることでも、自分のすごさを証明することでもありません。「この人と、もう少し話してみたい」
交流会で使える自己紹介の例
まとめ|良い自己紹介は「話術」だけでは決まらない
交流会で自己紹介が上手な人というと、話が流暢な人を想像するかもしれません。 しかし、実際の異業種交流会を見ていると、それだけではないと感じます。交流会での自己紹介のポイント10選
- 清潔感を整える
- 明るく誠実な雰囲気を作る
- 簡潔に話す
- 相手に届く声で話す
- わかりやすい言葉を使う
- 専門分野を明確にする
- 知識で専門性を伝える
- 実績を自慢にしない
- 謙虚な姿勢を持つ
- 自己紹介から会話につなげる
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この記事を書いた人:高杉裕輔
大学卒業後、キョードーグループにてライブや音楽イベント、スポーツイベントなどの運営に携わる。その後、株式会社ウィルコミュニケーションズを札幌市にて設立し、25年以上にわたり異業種交流会(ワンダープラス)をはじめ、婚活パーティー・街コン(ホワイトキー)、男女のマッチングである結婚相談所(ホワイトマリッジ)など、さまざまな「人と人との出会いやマッチングにかかわる事業」を軸に企画・運営している。趣味の旅行を通してタイ王国、中国での定期的なイベント運営も経験。現在手掛ける月間イベント開催数は700回以上。これまでのグループ延べ参加者数は500万人以上にのぼる。全国の主要都市でイベント会場やレンタルスペース(コンファレンスホールグループ)の運営を行い、出会いやすい・マッチングしやすい適切な会場設計にも自ら携わる。現在は、東京からスタートしたWonder+異業種交流会を仲間と共に全国各地へ展開中。各開催地域へ自ら足を運び、現地でイベントを直接運営しながら参加者と交流することで、地域ごとのビジネス文化や参加者の特徴、異業種交流会の雰囲気、観光地やその土地ならではの食の魅力まで幅広く体験・研究している。 本コラムは、全国各地で異業種交流会を実際に企画・運営し、現地で参加者と交流して得た経験や知見をもとに執筆しています。
