異業種交流会には変な人が多いのか?「今と昔」私の実感
「異業種交流会って変な人が多いんでしょう?」
こんにちは、佐々木です。私は社長ほどではありませんが
この仕事を長く続けてきまして、今でも時々こう聞かれることがあります。
確かに、そのようなイメージを持たれる理由はあると思います。
私自身、15年以上にわたり数多くの交流会やイベントを見てきました。その中で感じるのは、「昔はそう見られても仕方なかった部分があった」ということです。
ただし同時に言えるのは、今の異業種交流会は当時とはかなり違うということです。
インターネット上では昔のイメージだけが残り続けていることも多いため、実際の現場を見ている立場として感じていることを書いてみたいと思います。
昔の異業種交流会は年齢層が高かった
私が交流会業界に関わり始めた頃は、参加者の中心は40代、50代以上の経営者や営業職の方でした。
もちろんそれが悪いわけではありません。
ただ、現在と比較すると女性参加者はかなり少なく、服装もスーツ中心で、全体的に少し堅い雰囲気だったように思います。
初参加の方からすると緊張感もあり、「何となく入りにくい」「独特の空気感がある」と感じることもあったでしょう。
そのため、一部の人からは「異業種交流会は怪しい」「普通の人が行く場所ではない」という見方をされることもありました。
しかし現在はかなり様子が変わりました。
私たちの交流会でも20代、30代の参加者が非常に増えています。
IT企業勤務の方、マーケター、デザイナー、フリーランス、スタートアップ経営者、人事担当者、クリエイターなど職種も多様です。
服装もスマートカジュアルが中心で、いわゆる「営業マンだらけ」という雰囲気ではありません。
実際に会場を見れば分かりますが、カフェに集まったビジネスパーソン同士が自然に会話しているような空気感です。
初参加の方からも、
「思ったより普通だった」
「もっと堅い場所だと思っていた」
「若い人が多くて驚いた」
という感想をいただくことが少なくありません。
昔は怪しいビジネスも確かに存在した
もう一つ、異業種交流会が敬遠される理由として挙げられるのが、過去に存在した怪しいビジネスです。
これは残念ながら事実です。
私自身も過去に数多く見てきました。
高額商材の販売。
実態がよく分からない投資案件。
説明内容が曖昧なネットワークビジネス。
肩書きだけ立派で中身が見えない事業。
今振り返ると驚くような営業も少なくありませんでした。
当時はコンプライアンスという考え方が今ほど浸透しておらず、「まず会わせてしまえば勝ち」という発想で活動する人もいました。
交流会で知り合い、後日別の場所へ呼び出し、そこで初めて本当の商品説明をする。
いわゆるブラインド営業です。
参加者からすると何の話か分からないまま誘われるため、不信感を持たれて当然です。
こうした一部の行為によって、交流会全体のイメージが悪くなった時期もあったと思います。
ただ、現在は状況が大きく変わっています。
法令順守やコンプライアンス意識が社会全体で高まったこともあり、以前のような手法は通用しにくくなりました。
たとえばMLM(ネットワークビジネス)であっても、最初から内容を説明した上で活動している方が増えています。
もちろん賛否はあると思いますが、少なくとも何をしているのか分からない状態で近づくケースは以前より大幅に減りました。
交流会運営側も参加規約を整備し、強引な勧誘や虚偽説明を禁止しているところが増えています。
実際に私たちの会でも、参加者が安心して交流できる環境づくりを非常に重視しています。
昔は「売り込み」が目的の人が多かった
昔の交流会では、名刺交換の枚数を競うような風潮がありました。
とにかく多くの人に名刺を渡す。
できるだけ多くの見込み客を探す。
交流というより営業活動に近い感覚です。
席に座って数分話しただけで商品説明が始まることも珍しくありませんでした。
参加者の中には、
「交流会に行くと営業される」
「何か買わされそう」
という印象を持った人もいたと思います。
しかし現在の参加者の目的はかなり変化しています。
もちろん仕事につながる出会いを期待して来る人は多いです。
ただ、それは「すぐ売るため」ではありません。
気の合う仲間を見つけたい。
一緒に企画できる人と出会いたい。
協業できる企業を探したい。
新しい情報交換をしたい。
視野を広げたい。
そうした目的で参加する人が圧倒的に増えています。
私自身も会場で多くの参加者と話しますが、「今日は何か売ろうと思って来ました」という人はほとんど見かけません。
むしろ、
「同じような価値観の人と知り合いたい」
「事業の相談ができる仲間が欲しい」
「孤独な経営者同士で話したい」
という声を聞く機会の方が多いのです。
私が感じる今の異業種交流会
長年運営してきた立場から言うと、現在の異業種交流会は以前よりずっと健全になっています。
参加者の年齢層は若返り、多様化しました。
女性参加者も増えました。
コンプライアンス意識も高まりました。
そして何より、「売るための場」から「人とつながる場」へと変化してきたように感じています。
もちろん、どんなコミュニティにも合う人と合わない人はいます。
交流会にも様々な主催者が存在します。
だからこそ、自分に合った交流会を選ぶことは大切です。
ただ少なくとも、「異業種交流会には変な人が多い」というイメージだけで判断するのは少しもったいないと私は思います。
実際の会場には、前向きに仕事へ取り組む20代・30代のビジネスパーソンや、真面目に事業を成長させようとしている経営者が数多く集まっています。女性の数が男性を超えることも多々あります。
もし昔のイメージだけで敬遠しているのであれば、一度だけでも実際の交流会を見てみてください。
きっと想像していた雰囲気との違いに驚くはずです。
