ワンダープラスのSES交流会の実際の雰囲気や参加者は?
「SES交流会」と聞くと、エンジニア同士が集まって案件や人材の情報交換をする場所、というイメージを持つ方が多いかもしれません。
もちろん、それもSES交流会の役割のひとつです。ただ、実際に交流会を運営していると、参加している人たちの仕事は想像以上に幅広いことに気づきます。
エンジニア、プログラマー、システム開発会社、SES企業の経営者や営業担当者。さらに、エンジニア採用に関わる人材会社、転職支援、DX支援、AI関連サービス、ITコンサルティング、マーケティング、経営支援など。
システムやITを中心に考えてみると、現在のビジネスは実に多くの業界とつながっています。
IT・システムを中心に、技術、人材、営業、経営、AI、DXなど、さまざまな立場の人が出会うビジネス交流会になっています。
そもそもSES交流会とは?
SESとは「System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)」の略称です。
一般的には、ITエンジニアの技術力を必要とする企業やプロジェクトに対して、エンジニアが技術支援を行う形態を指します。
ただし、SESを取り巻くビジネスはSES企業だけで完結するものではありません。
開発会社があり、エンジニアがいて、案件を持つ企業があります。その周囲には採用会社、人材紹介会社、教育会社、ITサービス会社、コンサルティング会社などがあります。
さらに最近では、AI、クラウド、SaaS、セキュリティ、データ活用、業務自動化、DXといった分野も密接に関係するようになりました。
だからこそSES交流会には、肩書きも仕事も異なる人たちが集まります。
なぜSES・IT業界では人脈が重要なのか
SESやIT業界で仕事をしていると、「自社だけですべてを完結させる」ということが難しい場面が少なくありません。
ある会社には案件があるけれど技術者が足りない。別の会社には優秀なエンジニアがいるけれど、その時期に合う案件がない。
Webには強いけれどAIには詳しくない。システム開発はできるけれど採用が苦手。技術には詳しいけれど営業体制を強化したい。
こうした「自社にないもの」を別の企業や専門家が持っていることがあります。
だからSES業界では、単なる営業先の数だけではなく、困ったときに相談できる人、協力できる会社、得意分野の違う専門家とのつながりが大きな意味を持ちます。
名刺を交換した翌日に仕事になるとは限りません。それでも、「この分野なら、あの人に聞いてみよう」と思える相手が増えていくことは、長い目で見ると大きな財産になります。
SES交流会にはどんな人が参加する?
SES交流会という名前から、参加者のほとんどがエンジニアなのではないかと思われることがあります。
実際には、もっと幅広い人が参加します。
・プログラマー
・SES企業の経営者、役員
・SES営業、IT営業
・システム開発会社
・Web制作、アプリ開発関連
・エンジニア採用担当者
・人材紹介、転職支援会社
・フリーランスエンジニア
・DX支援事業者
・AI関連事業者
・SaaS、クラウド関連事業者
・ITコンサルタント
・マーケティング支援会社
・経営支援、営業支援事業者
こうして並べてみると、SES交流会というより「現在のITビジネスに関係する人が集まる場所」と考えたほうが、実態に近いかもしれません。
参加者は男性が多くなる傾向がありますが、採用、人材、営業、マーケティングなども含めれば職種はかなり多彩です。
IT人材が必要なのは東京だけではない
ITやSESというと、東京を中心としたビジネスという印象を持つ方もいるでしょう。
確かに、大手企業やIT企業が集中する東京には非常に大きなマーケットがあります。しかし、IT人材が活躍しているのは東京だけではありません。
大阪、名古屋をはじめ、全国各地の企業でシステム開発、保守、DX、業務効率化、AI活用などが進んでいます。
地方企業でも販売管理、顧客管理、予約管理、在庫管理、採用、営業、マーケティングなど、あらゆる業務にITが使われています。
つまり、企業が存在するところにはシステムの需要があります。
そしてシステムが必要なら、それを作る人、支える人、改善する人も必要になります。
SESやIT関連の人脈づくりに対する需要が都市部だけに限定されないのは、こうした背景があるからだと感じています。
AIの話を抜きに、これからのITは語れない
そして今、SESやITに関わる人たちにとって避けて通れないテーマがAIです。
生成AIをはじめとするAI技術は、エンジニアだけのものではなくなりました。
プログラミング、資料作成、データ分析、マーケティング、営業支援、カスタマーサポート、社内業務など、活用できる領域は急速に広がっています。
特にエンジニアにとっては、「AIを使うか、使わないか」という段階から、「AIをどう使って仕事の質やスピードを高めるか」を考える段階へ移ってきています。
ただ、AIは変化が速い分野です。
ネットの記事を読んでいるだけでは、「実際に企業ではどう使っているのか」「どこまで導入されているのか」「何がうまくいかなかったのか」といった現場感までは分からないことがあります。
そんなとき、同じ業界や周辺領域の人から直接話を聞けることは、交流会ならではの価値です。
「最近、AIはどう使っていますか?」
この一言から、思いがけない情報交換が始まることもあります。AI時代だからこそ、リアルな人同士の情報交換がなくなるわけではないのです。
DXには、まだまだ大きな余地がある
AIと並んで、SES交流会で話題になりやすいのがDXです。
日本企業ではDXという言葉自体はかなり浸透しました。それでも実際の現場を見ると、まだ人の手で行っている作業や、もっと効率化できそうな業務はたくさんあります。
毎日やっている仕事ほど、「これが普通」と思ってしまうものです。
ところが外部の専門家が見ると、「そこは自動化できます」「その入力作業は減らせます」「システム同士を連携できます」と気づくことがあります。
社内の人間だけでは見つけにくい改善ポイントが、実はたくさん残っているのです。
そこにはエンジニアだけでなく、DXコンサルタント、SaaS事業者、AI事業者、業務改善支援会社などが活躍できる領域があります。
SES交流会で異なる専門分野の人と話す意味は、こういうところにもあります。
優秀なエンジニア・プログラマーとの出会い
IT業界では、実務経験を持つ技術者を探している企業が少なくありません。
技術力はもちろん重要ですが、企業側が求めているのはそれだけではありません。
コミュニケーションが取れる。仕事への理解が早い。チームで動ける。新しい技術を学べる。相手の業務を理解しようとする。
こうした部分は、経歴書だけではなかなか分かりません。
交流会で少し話をしてみると、仕事に対する考え方や人柄が伝わってくることがあります。
すぐに採用や契約に結びつかなかったとしても、経営者や採用担当者、エンジニア、人材支援会社が同じ場所で出会えること自体に価値があります。
転職・就職活動でもSES交流会は活用できる
SES交流会は、企業同士の商談だけを目的とした場所ではありません。
転職を考えているエンジニアや、IT業界への就職を考えている人にとっても、人脈を広げる機会になります。
転職サイトを見るだけでは分からない会社の雰囲気や、どんな技術者を求めているのか、どんな案件が増えているのか。そうした情報を業界の人との会話から知ることもあります。
また、SES交流会には経営者や採用関連の事業者、転職支援会社などが参加することもあります。
「今すぐ転職したい」という人だけではなく、「今後のキャリアを考えるために業界の人と話してみたい」という使い方でもいいと思います。
人との出会いは、その場ですぐ結果が出るものばかりではありません。半年後、一年後に「あのとき会った人」がキャリアや仕事につながることもあります。
Wonder+でもSESをテーマにした異業種交流会を開催
Wonder+では、SES・IT・システム関連の方を中心としたテーマ型ビジネス交流会「Wonder+ SES」を、都内で月に一度開催しています。
一般的な異業種交流会も面白いのですが、テーマをある程度絞ることで、最初の会話が始まりやすくなるというメリットがあります。
「どんな仕事をされていますか?」から始まり、システム開発、エンジニア採用、AI、DX、案件、人材、営業など、共通する話題が見つかりやすいからです。
一方で、参加者をエンジニアだけに限定しているわけではありません。
SES企業、システム開発会社、エンジニア、人材・採用、AI、DX、営業支援、マーケティング、経営者など、IT・システム領域と接点のあるさまざまな方が交流できます。
今後は東京だけでなく、大阪や名古屋などにも展開していきたいと考えています。
各地域でITに関わる企業や人材が活躍している以上、リアルにつながれる場所への需要もあると感じているからです。
案件探しだけではない。SES交流会の面白さ
交流会を運営していて感じるのは、最初から「この人と仕事をする」と決めて参加する必要はないということです。
案件を探してもいい。技術者を探してもいい。転職について相談してもいい。AIの情報を聞いてもいい。DXについて話してもいい。
あるいは、今すぐ具体的な目的がなくても構いません。
普段会わない会社の経営者やエンジニア、専門家と話しているうちに、「そんな仕事があるんですね」「それなら一緒に何かできるかもしれませんね」という話になることがあります。
SESやITの世界は、技術だけで成り立っているわけではありません。
技術を作る人がいて、それを必要とする企業があり、人を採用する人がいて、仕事をつなぐ人がいて、新しい技術を事業に取り入れる人がいます。
AIやDXがさらに広がれば、このつながりはもっと複雑になっていくでしょう。
まとめ|ITの時代だからこそ、人と人がつながる
AIが進化し、システムが高度化し、仕事の多くがオンラインで完結するようになりました。
それでもビジネスの最後にいるのは人です。
誰に仕事を頼むのか。誰とプロジェクトを進めるのか。誰を採用するのか。誰から情報を聞くのか。
そこには信頼や相性があります。
SES、システム開発、エンジニア、人材、DX、AI。これらは別々の仕事に見えて、実際には互いに深くつながっています。
だからこそ、同じ業界だけで固まるのではなく、少し違う立場の人と話してみる。
その出会いから、新しい案件が生まれることもあれば、採用につながることもある。転職のきっかけになることもあれば、自社では気づかなかったDXのヒントが見つかることもあります。
Wonder+ SESも、そんな出会いが生まれる場所のひとつでありたいと考えています。
SES・IT業界で人脈を広げたい方、エンジニアや協業先を探している方、AI・DXについて情報交換したい方は、一度リアルなSES交流会に参加してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人:佐々木
東京都出身。大学卒業後、第二新卒として株式会社ウィルコミュニケーションズに入社。これまでイベントのディレクション、司会・運営、顧客管理、コールセンター業務、Web制作、マーケティングなど、幅広い業務に携わってきました。現在は主にWonder+事業のバックオフィス業務を担当しながら、イベント当日はフロント業務にも携わり、全国各地で開催される異業種交流会の運営をサポートしています。このコラムでは、運営側だからこそ見えるWonder+の舞台裏や、全国のイベントを通じて実際に体験したこと、感じたこと、そして交流会づくりへの想いを、現場目線でお届けします。
