異業種交流会にはどんな職業の人が参加しているのか?

「どんな職業の人が参加しているのですか?」

初めて参加を検討している方の中には、

「経営者ばかりなのではないか」

「営業目的の人が多いのではないか」

「会社員の自分が参加しても大丈夫だろうか」

そんな不安を感じる方も少なくありません。

確かに一昔前の異業種交流会には、そのようなイメージがあったかもしれません。

今回は実際にワンダープラス異業種交流会の参加者から集計したデータをもとに見てみましょう。

今回集計したのは2026年4月の1週間分1206名分の参加者データです。

実際の参加者データでは、最も多かったのはフリーランス・個人事業主で45.1%、次いで会社員が29.5%、法人経営者・代表者が18.6%という結果になりました。

つまり、異業種交流会は決して経営者だけの集まりではありません。

むしろ様々な立場のビジネスパーソンが集まり、新しい出会いや可能性を探している場所なのです。

約半数がフリーランス・個人事業主

最も多かったのはフリーランス・個人事業主で、全体の45.1%を占めていました。

約2人に1人がフリーランスまたは個人事業主という計算になります。

Web制作、動画編集、SNS運用、マーケティング支援、人材コンサルティング、講師業、イベント運営、コーチング業など、その仕事内容は実に多彩です。

私が長年交流会を運営していて感じるのは、こうした方々は単純に仕事を探しているわけではないということです。

もちろん仕事につながる可能性は期待しています。

しかし、それ以上に

「信頼できる人と出会いたい」

「他業界の考え方を知りたい」

「一緒に何かをできる仲間を見つけたい」

という想いを持って参加している方が多いように感じます。

実際、交流会で知り合ったことをきっかけに共同事業が始まったり、イベントを共催したり、数か月後に紹介が生まれたりするケースは珍しくありません。

会社員も約3割を占めている

次に多かったのは会社員で29.5%でした。

一般社員だけでなく、管理職や責任者クラスの参加も多く見られます。

特に目立つのは、

IT業界

人材業界

広告・マーケティング業界

コンサルティング業界

などの参加者です。

近年は会社の中だけでは得られない情報や人脈を求める方が増えています。

実際に参加者からも、

「社外の友人を作りたい」

「違う業界の話を聞いてみたい」

「将来の可能性を広げたい」

という声をよく聞きます。

異業種交流会は独立している人だけの場所ではなく、会社員にとっても新しい刺激や学びを得られる場になっています。

経営者は約2割

異業種交流会というと、経営者ばかりが集まるイメージを持つ方もいます。

実際には法人経営者や代表者は18.6%でした。

もちろん経営者同士の交流もあります。

しかし参加者全体で見ると、フリーランスや会社員の方が圧倒的に多く、様々な立場の人が自然に交流しているのが現在の異業種交流会の特徴です。

経営者の参加目的も、

「協業先を探したい」

「採用につながる出会いが欲しい」

「新しいアイデアを得たい」

「他の経営者と情報交換したい」

など多岐にわたります。

単純な営業目的で参加している方は、実際にはそれほど多くありません。

最も多い業種は美容・健康関連

業種別で最も多かったのは美容・健康関連でした。

全体の16.1%を占めており、参加者の約6人に1人が美容・健康業界という結果になっています。

エステサロン、ネイルサロン、リラクゼーションサロン、整体、ヨガ、パーソナルジムなどを運営する方々です。

私自身、ここ数年で女性参加者が増えていると感じていましたが、データを見てもその傾向ははっきり表れていました。

また、美容業界の参加者というとネットワークビジネスを想像する方もいますが、実際には自ら店舗やサロンを経営し、真面目に事業を運営されている方が大半です。

同業との情報交換や異業種との出会い、新しい可能性を求めて参加されている方が多く見受けられます。

人材業界とIT業界も大きな参加層

次に多かったのは人材・採用関連で9.3%、IT・WEB・SNS関連で8.8%、IT・通信関連で6.8%でした。

これらを合わせると、参加者の4人に1人以上が人材業界またはIT業界ということになります。

この数字は非常に納得感があります。

どちらの業界も人とのつながりが重要だからです。

人材紹介や採用支援はもちろん、Web制作やシステム開発も紹介から仕事が始まるケースが少なくありません。

そのため、新しい人脈づくりや信頼関係の構築を目的に参加される方が多いのでしょう。

保険・金融・不動産関係者も参加している

異業種交流会について語られる際によく出てくるのが、

「保険営業や不動産営業の人が多いのでは?」

という話です。

実際のデータを見ると、保険業界は5.1%、建設・不動産関連は6.0%でした。

確かに参加されています。

しかし決して多数派ではありません。

また、長年現場で見てきた経験から言うと、多くの方はお客様を直接探しに来ているわけではありません。

保険も金融商品も不動産も、その場で契約が決まるような商品ではないことを参加者自身が理解しています。

だからこそ求めているのは、

信頼できる人脈

紹介し合える関係

異業種との横のつながり

長期的なネットワーク

です。

実際に成果として多いのも、その場の契約ではなく紹介や協業です。

参加者に共通していること

1206名のデータを見ても、参加者の職業や業種は本当に多種多様です。

フリーランス。

会社員。

経営者。

美容関係者。

IT関係者。

人材業界。

保険。

金融。

不動産。

それぞれ立場も仕事も異なります。

しかし、長年運営していて感じる共通点があります。

それは、

「新しい出会いから未来につながる何かを見つけたい」

という想いです。

多くの方は目の前のお客様を探しているわけではありません。

紹介し合える仲間。

一緒に事業を進めるパートナー。

採用につながる出会い。

新しいコミュニティ。

異業種との横のつながり。

そうした長期的な信頼関係を求めて参加しています。

だからこそ現在の異業種交流会は、単なる営業の場ではありません。

人脈を増やすだけの場所でもありません。

信頼できる人との出会いを通じて、自分の可能性を広げる場所です。

そして、その積み重ねが数か月後、数年後に新しい仕事、新しい挑戦、具体的な紹介などにつながっていく。

こんな考え方はどうでしょうか。異業種交流会の場をコミュニティーと位置づけ、定期的に参加する人たちと仲良くなり、そこから信頼関係を築き仲間を見つける。これが私が考える異業種交流会の有効な利用方法の一つです。

記事:佐々木