マーケティング業界がテーマのビジネス交流会について
こんばんは、佐々木です。
今日は、Wonder+Marketingのコラムとして、マーケティングという仕事について少し書いてみたいと思います。
モノやサービスを売ること。その道筋を考えること。そして、実際に動かしていくこと。
経営者から見ると、マーケティングとはそんなイメージなのかもしれません。
専門的に言えば、マーケティングには市場調査、顧客分析、ブランド戦略、広告、販売促進、CRMなど、さまざまな領域があります。
ただ、経営の現場では、もっとシンプルです。
どんなに優れた商品やサービスがあっても、それを売る方法がなければ会社は成り立ちません。
良いものをつくる。
それを必要としている人に知ってもらう。
興味を持ってもらう。
そして、買っていただく。
この一連の流れを考え、実行することがマーケティングの大きな役割だと思います。
マーケティングは「経営の本流」にある
企業にはいろいろな役割があります。
商品やサービスをつくるプロダクト部門があり、それを市場へ届けるマーケティングや営業があります。
一方で、企業を守るためには財務、人事、総務、法務といった機能も欠かせません。
かなり単純化して言えば、
市場に届ける「マーケティング・営業」
会社を守り、支える「財務・人事・総務」
こんな構造なのかもしれません。
もちろん、どれか一つだけあれば会社が成り立つわけではありません。
ただ、事業を続けていく以上、「売る」という行為から逃げることはできません。
研究するだけではなく、実践する。
売れる方法を考える。
そして実際に売る。
マーケティングには、その泥臭さも含まれていると思います。
Wonder+Marketingには多種多様なマーケティング事業者が集まる
Wonder+のビジネス交流会を開催していると、マーケティング関連の仕事をしている方が本当にたくさん参加されます。
広告運用、SEO、SNS運用、動画制作、Web制作、LINE構築、デザイン、営業支援、CRM、ブランディング、コンテンツ制作など、その仕事は実にさまざまです。
例えば、
という仕事を専門にしている方もいます。
これも、今の時代では非常に重要なマーケティング関連事業です。
LINEを開いたときに最初に目にするメニューから、予約、問い合わせ、商品購入、サービス紹介などへ誘導する。
単なるデザインではなく、「どこを押してもらうか」という導線設計まで含めれば、まさにマーケティングです。
昔は広告代理店がまとめていた仕事
私の父は広告代理店に勤めていました。
私が子供だった頃、父の仕事の中心にあったのはテレビでした。
そこに新聞、ラジオ、イベント、チラシ、電車の中吊り広告、屋外広告などが加わります。
今から振り返れば、かなりアナログな宣伝の世界です。
テレビを使うのか。
新聞を使うのか。
ラジオを組み合わせるのか。
チラシを何部まくのか。
駅や電車の広告を使うのか。
こうした媒体をどのように組み合わせるかが、企業広告の定番だったのだと思います。
そして、その仕事を広告代理店がまとめて請け負っていました。
ところが、インターネットが一般化して、状況は大きく変わりました。
ネット広告とSNSが「売り方」を一気に増やした
新聞、テレビ、ラジオなどの従来型メディアの存在感が相対的に低下する一方で、インターネット広告は長い時間をかけて大きく成長してきました。
さらにSNSの普及によって、企業が顧客に接触する方法は驚くほど増えています。
Google検索、Instagram、X、TikTok、YouTube、LINE、メール、Webサイト、動画、口コミ。
以前なら「広告を出す」と言えば比較的限られた選択肢でしたが、今はまったく違います。
しかも、小さな会社でも始められます。
マーケティングの工夫次第で市場に勝負を仕掛けられる時代です。
SNSでバズれば、一夜で景色が変わる
今のマーケティング業界で特に面白いのは、SNSによって個人でも一気に注目を集められることです。
少し大げさに言えば、SNSでバズれば一攫千金のチャンスさえあります。
昨日までほとんど名前を知られていなかったマーケターが、一本のYouTube動画をきっかけに注目され、企業から仕事の相談が殺到する。
SNSで独自のマーケティング手法を発信していた個人が、いつの間にか大企業のマーケティング支援を任される。
そんなことが現実に起きる時代です。
以前は、大企業の広告案件を担当するには、大手広告代理店や有名企業に所属することが一つの近道でした。
ところが今は、個人がYouTubeやSNSで自分の考え方や実績を直接発信し、その内容自体が名刺になる時代です。
会社の看板ではなく、「この人に頼みたい」という理由で仕事が集まる。
これはマーケティング業界における非常に大きな変化だと思います。
もちろん、バズれば必ず事業として成功するわけではありません。
一時的な注目を売上につなげ、さらに継続的な顧客に変えていくには、結局マーケティングの設計が必要です。
ただ、無名の個人が一気に市場へ出ることができる入口が増えたことは間違いありません。
フリーランスや小さな会社でも、大手企業に勝てる
これこそ、現在のマーケティングの面白さではないでしょうか。
資本力では到底かなわない大企業を相手にしても、ある特定の市場では小さな会社やフリーランスが勝つことがあります。
全国民に知られる必要はありません。
自社の商品を必要としている数千人、数万人にきちんと届けば、十分に成立するビジネスはたくさんあります。
例えば、
・特定の業種だけに絞る
・経営者だけを対象にする
・20代女性だけを対象にする
・ある非常に細かい悩みだけに特化する
こうした絞り込みとSNS、検索広告、SEO、動画などを組み合わせれば、大手企業が入りにくい市場で強いポジションを取ることができます。
昔より明らかに、小さな事業者が戦いやすくなっています。
Wonder+では中堅企業、スモールビジネス、フリーランスが中心
Wonder+Marketingに参加する方を見ても、この変化を感じます。
もちろん大手企業の方も参加されますが、どちらかといえば中堅企業、小規模企業、ベンチャー、個人事業主、フリーランスとしてマーケティングに携わっている方が中心です。
これは、マーケティングという仕事が細分化されたこととも関係していると思います。
広告運用に強い人。
Instagramに強い人。
SEOに強い人。
YouTubeに強い人。
LINE構築に強い人。
LP制作に強い人。
動画に強い人。
一人ですべてを完結する必要がなくなっています。
むしろ専門領域が違う人同士がつながることで、新しい仕事が生まれます。
そんな理由でビジネス交流会に参加するマーケターも少なくありません。
マーケティングとデザインは切っても切れない
そして、マーケティングについて考えるとき、デザインも切り離すことができません。
広告の仕組みがどれほど優れていても、最初に見せる画像やWebサイト、LP、動画の印象が悪ければ、成果につながらないことがあります。
何を伝えるかだけではなく、どう見せるか。
ここにも専門性があります。
最近はAIを使えば、画像も文章も動画もかなりのところまで作れるようになりました。
私自身、AIでマーケティング実務の8割程度までカバーできる場面は確実に増えていると思っています。
ただし、残りの2割が難しい。
どこを削るのか。
ブランドとして何を大切にするのか。
誰に、何を、どの順番で見せるのか。
なぜか感じる微妙な違和感を、どう修正するのか。
こうした最後の判断には、まだ人間の経験や感覚が大きく関わっています。
AIで簡単につくれるようになったからこそ、「普通に良いもの」までは誰でもつくれるようになりました。
だからこそ、その先をつくれる専門家の価値はむしろ高くなっているのかもしれません。
マーケター同士がつながる意味
マーケティング業界は、一社ですべての仕事を完結させるのが難しい世界です。
広告運用が得意な人が、必ずしもデザインまで得意とは限りません。
SNSが得意な人が、SEOにも詳しいとは限りません。
動画制作ができる人が、営業戦略まで設計できるとは限りません。
だから専門分野が細かくなればなるほど、横のつながりが重要になります。
そしてマーケティングのもう一つの特徴は、ほぼすべての業界がお客様になり得ることです。
不動産、人材、IT、士業、メーカー、飲食、美容、教育、医療、コンサルティング。
どんな業種であっても、「お客様を集める」という課題は存在します。
その意味でも、さまざまな業種の経営者や営業担当者、フリーランスが参加する異業種交流会とマーケティング業界は、とても相性が良いと思います。
Wonder+Marketingは「売る」を考える人が出会う場所
マーケティングの手法は、これからも変わり続けるでしょう。
10年前に当たり前だった手法が、今ではそれほど使われなくなることもあります。
反対に、数年前にはほとんど聞かなかった仕事が、今では企業の集客に欠かせなくなっていることもあります。
そしてAIの登場によって、その変化はさらに速くなっています。
それでも、商売の基本は変わりません。
必要としている人を見つける。
知ってもらう。
興味を持ってもらう。
そして、買っていただく。
だから私は、マーケティングは経営の本流にある仕事だと思っています。
Wonder+Marketingには、そんな「売る仕組み」を考え、実際に動かしている人たちが集まります。
マーケター、広告会社、SNS運用会社、Web制作会社、デザイナー、動画クリエイター、営業支援会社、経営者、フリーランス。
仕事を取り合うだけではなく、それぞれの強みを組み合わせ、新しい仕事をつくる。
自分一人ではできない部分を、得意な人とつなぐ。
そして、そこで生まれた縁から、また新しいビジネスが始まる。
これもリアルなビジネス交流会の面白さです。
マーケティングのパートナーを探している方も、
Wonder+Marketingで新しいつながりを見つけてみてください。
思ってもいなかった人との出会いが、次の仕事や、新しいマーケティングのヒントにつながるかもしれません。
マーケティング関連のビジネス交流会をみつける
この記事を書いた人:佐々木
東京都出身。大学卒業後、第二新卒として株式会社ウィルコミュニケーションズに入社。これまでイベントのディレクション、司会・運営、顧客管理、コールセンター業務、Web制作、マーケティングなど、幅広い業務に携わってきました。現在は主にWonder+事業のバックオフィス業務を担当しながら、イベント当日はフロント業務にも携わり、全国各地で開催される異業種交流会の運営をサポートしています。このコラムでは、運営側だからこそ見えるWonder+の舞台裏や、全国のイベントを通じて実際に体験したこと、感じたこと、そして交流会づくりへの想いを、現場目線でお届けします。
