異業種交流会・ビジネス交流会の服装とは?
BUSINESS CASUAL GUIDE
異業種交流会・ビジネス交流会で
好印象を与える服装を仕立て屋が男女別に解説
交流会に何を着て行けばいいのか迷う方へ。
英国式紳士服の仕立て屋が、異業種交流会・ビジネス交流会で失敗しにくい服装を男女別に解説します。
皆様、初めまして。
Atelier EARTHという英国式紳士服仕立て屋を営んでおります、細江 太平と申します。
この度は、異業種交流会やビジネス交流会での服装についての記事を担当させていただきます。
交流会へ初めて参加される方から、「どのような服装で参加すれば良いのでしょうか?」というご相談をいただくことがあります。
服装は第一印象を左右する大切なポイントです。とはいえ、どこまでがフォーマルで、どこまでがカジュアルなのか、その線引きは年々曖昧になってきています。
私自身もWonder+(ワンダープラス)異業種交流会に何度も参加している一人だからこそ、ファッションの大切さについて皆様の参考になれば幸いです。

交流会で服装を考える理由
早速ですが、服装を決めるのが大変だと感じている方も多いかと思います。
どこまでがフォーマルで、どこまでがカジュアルなのか線引きも曖昧になりつつある時代のため、以前よりも判断が難しくなっているように感じます。
昨今の服装は、大きく分けると以下のような分類になると思います。
- フォーマル
- ビジネスフォーマル
- ビジネスカジュアル
- カジュアル
- ラフ
これらの区別を理解しておくことが大切です。
その中でも、今回は異業種交流会やビジネス交流会で最も取り入れやすい「ビジネスカジュアル」に焦点を当ててご説明いたします。
少しでもTPOに合わせた服装を理解していただければ幸いです。
交流会での服装マナー|ビジネスカジュアルのOK・NG
交流会は、取引先や初対面の方と顔を合わせる場であり、「きちんと感」と「堅すぎない親しみやすさ」の両立が求められます。
仕立て屋からひと言
「おしゃれに見せる」ことより、まず大切なのは相手に安心感を与えることです。交流会では、服装もコミュニケーションの一部と考えてみてください。
ここでは男性・女性別に、おすすめの服装をご紹介いたします。
FOR MEN
男性の服装
ジャケット+襟付きシャツ
ネイビーやグレーのテーラードジャケットに、白や淡いブルーのシャツを合わせるのが基本形です。
仕立て屋の視点ですと、黒色の服はあまり選ばないほうが良いです。
日本では無難な色という印象がありますが、実は組み合わせるのが一番難しい色でもあります。特に春から秋にかけての黒は、かなり重たい印象になります。
交流会では清潔感、信頼感、親しみやすさのバランスを取りやすい色です。
ネクタイは着用してもしなくても対応できます。
もし外す場合は、ジャケットの胸ポケットにポケットチーフを挿してみてください。
色は白、またはコーディネートの中から拾うようにするとまとまりが良くなります。
このチーフがあるだけで、ジャケットスタイルをぐっと引き締めてくれます。
インナーもワイシャツだけではなく、ポロシャツやTシャツなど幅広く対応できます。

チノパンやスラックス
デニムではなく、きちんとしたシルエットのチノパンやウールスラックスを選びます。
色はグレーやベージュなど落ち着いたトーンが無難です。
タイトなスラックスよりも、程よくゆとりがあるものの方が自然な印象になります。

革靴またはレザースニーカー
革靴が基本ですが、最近はジャケットスタイルに合わせたレザースニーカーも良いと思います。
大切なのは、靴がきちんと手入れされていることです。
控えめな小物
腕時計やベルトは高級感よりも清潔感を重視し、派手すぎないデザインを選びましょう。
男性のNGな服装
× Tシャツ+ジーンズのみ
服装の分類から言えば「ラフ」にあたります。相手によっては悪い印象になりかねませんので、避けましょう。
× サンダルや素足
異業種交流会やビジネス交流会という改まった場では、素足が見える靴やビーチサンダルは避けるべきです。
× 極端にカジュアルなアウター
パーカーやスタジアムジャンパーはラフすぎる印象を与えます。
× 強い香水やヨレたシャツ
清潔感の欠如は、服装以上に印象を損ないます。シワや汚れのチェックは必須です。
× 派手な柄シャツやロゴTシャツ
個性を出したくなる気持ちは分かりますが、初対面の場では悪目立ちしやすいため控えましょう。
FOR WOMEN
女性の服装
ジャケット+ブラウスやカットソー
ネイビーやグレーのテーラードジャケットに、上品なブラウスを合わせるスタイルが定番です。
色は白、ベージュ、パステルカラーなど、清潔感のある色を選びましょう。
膝丈スカートやきれいめパンツ
スカートは膝が隠れる程度の丈が、エレガントな印象になります。
パンツスタイルの場合は、センタープレスの入ったものがきちんと見えます。

カーディガンやニット
ジャケットの代わりに、上質なニットやカーディガンを羽織るスタイルも程よい柔らかさを演出できます。
パンプスやローヒール
ヒール高は3〜5cm程度の歩きやすいものが実用的です。
カラーはベージュや黒など、ベーシックな色が合わせやすいです。
控えめなアクセサリー
ピアスやネックレスは小ぶりで、上品なものを一つ程度にとどめます。

女性のNGな服装
× 露出の多い服
胸元が大きく開いたトップスや、丈の短すぎるスカート・ショートパンツは避けましょう。
× デニムやカジュアルすぎるワンピース
普段着に近いカジュアルワンピースやジーンズは、異業種交流会やビジネス交流会にはふさわしくありません。

× 高すぎるピンヒールや厚底靴
交流会では歩きやすさも重要です。歩行に支障が出るデザインは避けましょう。
× 派手なネイルや過度なメイク
清潔感を損なわない範囲であれば問題ありませんが、ビジネスの場としては控えめが基本です。
× 大きすぎるアクセサリーや強い香水
名刺交換や会話の際に、相手の集中を妨げる要因になり得るので避けましょう。
異業種交流会・ビジネス交流会で意識したい服装のポイント
01|会の趣旨や参加者層を事前に確認する
業界やイベントの格式によって、適切な服装の幅は変わります。案内に「服装自由」「ビジネスカジュアル」などの指定がある場合は、必ず確認しましょう。服装自由であっても、ビジネスカジュアルを意識した服装で参加することをおすすめします。
02|清潔感を最優先にする
シワ、汚れ、毛玉、靴の汚れなど、細部の手入れがされているかどうかは服装以上に印象を左右します。家を出る前に一度確認してみてください。
03|動きやすさを意識する
立食形式の交流会や、名刺交換、名刺入れの出し入れなどの動作がスムーズにできる服装も大切です。
04|季節感を取り入れる
素材や色で季節感を出すと、TPOをわきまえた印象を与えられます。春夏であれば明るい色味、秋冬であれば暗めの色味。季節感を少し意識するだけでも、全体の印象は変わってきます。
05|色数を絞る
全身の色数は3色程度に抑えると、まとまりのある上品な印象になります。これはかなり重要なポイントです。原色よりも中間色を使うことで、よりまとまりの良いコーディネートになります。
まとめ|交流会の服装は第一印象をつくる大切な要素
異業種交流会やビジネス交流会での服装は、「相手に不快感を与えず、話しかけやすい印象を作ること」を意識してみてください。
ラフすぎる普段着は避け、清潔感と機能性を兼ね備えたビジネスカジュアルを心がけることで、自然と会話もしやすくなります。
服装に正解はありませんが、相手への配慮が感じられる身だしなみは、きっと良い第一印象につながります。
これから交流会へ参加される皆様の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人|細江 太平
Atelier EARTH 代表
出張型のメンズオーダースーツ・紳士服仕立て屋。単なる御用聞きではなく、お客様と一緒に理想の一着を創り上げることを大切にしています。
流行や画一的なスタイルを追うのではなく、一人ひとりの個性やライフスタイルに合わせた「あなただけのスタイル」をご提案することを得意としています。
英国式フォーマルウェアを通じて、装うことの楽しさや、その先にある自信や品格をお伝えしています。
私自身もWonder+異業種交流会の参加者です。会場で見かけた際は、ぜひお気軽にお声がけください。
